白馬村 未来の図書館

印刷屋のインクの匂いで育ったせいか
本のある空間に強く惹かれます。

通勤通学で気軽に立ち寄れる駅構内の本屋さんや、郊外にある品揃えのよい書店に行くのは、最高の気晴らしでした。

図書館は、それとはまた少し違って、
独特な雰囲気に包まれながら本を選び取る瞬間や、ざわざわとした夏休みの図書館の雰囲気が、いかにも夏休みといった具合でお気に入りでした。

家ではあまり本を読みたがらない子どもを図書館に連れ出し、帰る時には両手に何冊も積み上げ持ち帰ることも、わが家の日常でした。

そのうち、本に携わる仕事をするようになり
見知らぬ誰かが本を手にとる瞬間を常に意識するようになりました。
また、本は読みものとしてだけでなく、魅力的な空間を創り出すツールである事を感じていました。

残念なことに白馬村には本屋さんがありません。
図書館も長いこと頑張ってくれましたが、その役割に限界を迎えています。
白馬村に新しい図書館を!村民の願いが村を動かし始めました。

今、現在、白馬村新設図書館計画検討委員の一員として、白馬村の未来の図書館について活動をしています。

図書館を創ることも、ペンションを営むことも、どちらも、よく似ています。
ユニークな特色の白馬村を、よく知り・活かし、受け継ぎ・伝える。
白馬村の未来の図書館は、私たちの暮らしを豊かなものにしてくれる事でしょう。

そして、ペンションヴィヴァルディでは、
本屋さんでも図書館でもなく、
“ここで本を読みたくなる”
そんな空間であり続けたいです。
みなさんのお気に入りの一冊をバックに忍ばせ森に響く鳥の声に耳を澄ましながら、本のページをめくる。ここでしかない楽しみ方のひとつに加えて頂けたら嬉しいです。